ちょっと長いタイトルですが、スクーターの弱点であるパーツです。問題の場所は、後輪の軸にパワーを伝えるクラッチがあってVベルトでチェーンみたいにエンジンからの駆動を伝えるパーツがあります。
上の金属板がドリブンフェイスというものです。ここの構造は以下のようになっています。
問題のベアリングは、ニードル状のベアリングで下の写真が交換部品です。
ビックスクーター系は大概、ここのベアリングが壊れるのが定番らしいです。音がするんですよね。後輪を回すと、シャー という音がそれです。エンジンがかかってると分かりませんが、センタースタンドして後輪回したり、エンジンかけずにバイクを移動したりするとこの気になる音がします。見て見ぬ振りをしようとも思ったんですが、見過ごせぬ音なので重い腰をあげた感じです。
最初、この音がどこから出てるのかわからず後輪部分を全部バラしてみました。これの奥には後輪軸受のシャフトとギアがある部分にもベアリングが使われています。ここも若干ベアリングの音はしますが、一番ひどい部分はこのドリブンフェイス側のニードルベアリングでした。
構造的にベルトとクラッチの荷重がかかり、同時にかなり重たいクラッチ一式が高速回転しているわけです。だからニードルベアリングが使われているんですね。
だいたい、どんなスクーターでも構造は同じようなものなので後輪から異音がする場合はここをまず最初に疑うのがよさそうです。
このベアリングの型番は、KOYOのNQ253816U です。型番からもわかるように25 x 38 x 16mm (内径、外径、厚み)のニードルベアリングなんですがNTNとか他のメーカーにはないようです。いろいろ探せばあるかもしれませんが、パッと検索したところではなさそうでした。
刻印側の反対面にシールがあるので、装着してある状態では型番がわかりません。ということで、ベアリングを外すことに。
当初は、内径25mmのコンクリートアンカーで外そうと思っていましたがホームセンターに行ったら22mmまでしかないんですよね。まぁ、この際1つベアリングプーラーはあってもいいなと思いまして、内側から引っ掛けるタイプのをゲットです。
このアタッチメントは8mm〜29mmまで対応しているようです。沖縄の工具屋さんが安かったんでそこから買いました。クーポンがあったんで、送料込み4,139円でした。
中華製の安いのは23mm までしかだめっぽく、それが2000円ちょいなんでアリエク購入も検討しましたが、それほど安くなかったので、ポチッとした感じ。穴に入ったベアリングは内掛けタイプのプーラーじゃないと外せないのでいい機会だったかもしれません。
メガネレンチをかけてあるネジを閉めると、パキーん という音とともにベアリング少しづつ抜けてきました。最初の一発目は音にビビりました! あと、メガネレンチはもっと長いやつのがいいです。これしかなかったので。
奥側にもベアリングがついていますがこっちは大丈夫なはず。せっかくなので、この一式をバラしてグリスアップすることにしました。Oリングとオイルシールを交換するので、それ待ちです。
ちなみに、クラッチを固定しているナットは実測で55mmでした。ネットだと54mmとかありましたが、ま、いずれにしてもデか過ぎでしょ。あと、クラッチシューもまだ残りがあるので交換はしません。
・(済)リアのキャリアステー自作してキャリア設置
・(済)ホイールを白色に塗りかえと、フロントホイールのベアリング外し・(途中)プラグ交換(長さ19mmのCR7EIXが来るのを待ち)
・タイヤ前後交換
・フロントホイールのベアリング交換
・(済)リアのクラッチ、ドリブンフェイス側のニードルベアリングはずし
・ドリブンフェイス分解・グリス入れ替え
・ドリブンフェイス側のニードルベアリングの装着
・ボディー色をモリワキカラーに塗り替え
・純正の劇重いマフラーを軽量のものに交換
・ステッカーチューン
・(済)エンジンオイル抜き、エレメント交換、オイルサンプフィルター清掃
・エンジンオイル注入(オイルサンプフィルターのフタOリング交換)
・リアブレーキパッド交換
・(済)フレームの錆止め
・シート張り替え
・グリップヒーターをグリップの下に埋め込み