2021/02 site24x7 でのSLA状況・統計データ

じゃんくはっく
じゃんくはっく

ついに99.95%以上を達成したよ!

きたー!おめでとうー

ぴー
ぴー
じゃんくはっく
じゃんくはっく

2月のダウンタイムは3 分 29 秒でした

スマホサーバなのにがんばったね!

ぴー
ぴー

site24x7のスターターパックを2020の10月から始めています。監視サービスでSLAを99.95%目指していましたが、ついに達成できました!

稼働率・SLA99.95%をスマホ自宅サーバで目指せ!まずは1ヶ月間

LINK

ちなみに、先月は97.42%で無理でした。site24x7の監視サービスは強力ですが、まだ自動的に復旧する仕組みを作っていないので、再起動は人力となっています。これができれば常に目標SLAを達成できそうです。

2021・02のSLA

さて、今月の結果から!
ダウンタイムの3 分 29 秒で、SLAは99.991%となり今月は目標の99.95%に届きました! やったー!

ツイッターで、呟いていたらSite24x7の中の人がうれしいメッセージを送ってくれました。

嬉しいツイート、ありがとうございます!

少しダウンした原因は?

毎回、いいところでダウンするので今月は意図的に再起動を手動でしておきました。毎回、ある程度時間が経過すると「Bad Gateway」が出てしまうんです。とりあえず、再起動を少し入れて様子見をしてたんですが、それが良かったようです。赤い部分は再起動を入れたので、そのダウンタイムです。

まとめ

今回の教訓は以下となります。

・再起動は有効だった
・根本原因はまだ未調査。対処療法で再起動して対応
・再起動を自動化するには、スマホのリセットを外部から行う仕組み作りが必要
・実験用で、UmidigiF2にその仕組みを模索したい

あとがき

前回から、スマホを意図的に再起動させる仕組みをどうするか考えています。ハードウェア的に再起動を行うには、バッテリーを外して、電源をリモートからコントロールするようにするとか考えていましたが、root化してある端末ですので、他にも方法がありそうです。それにハードウェア的にリブートさせてもandroidシステムのいろいろな問題(例えば再起動後はロック解除しないとホーム画面まで行けないなど)があります。

ソフトウェア的には、以下コマンドでシステムが瞬時にシャットダウンします。

$ tsu
# reboot -p
Done

-pオプションを取れば、リブートします。しかし、このリブートだとWiFi接続に自動的に接続しなかったり、再起動時はロック解除をしないとHOME画面まで行かないのでTermux bootが動作しなかったりと問題があります。

そこで、以下を試しています。

Google Play : MacroDroid – デバイス自動化

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.arlosoft.macrodroid

このアプリはよく出来ていて、これを使うことにより、以下のような事ができることがわかりました。

・一定曜日の特定時刻にソフトリブート(要root化必要)
・起動時にWiFiの特定APへ接続(ヘルパーアプリ使用)
・起動時に特定アプリを強制起動(termuxを起動させる)

このリブートだと、ロック解除しなくても特定アプリが動かせるし、WiFiへの接続も問題なさそうです。

termux が動作すれば termux boot でtermux内部のソフトウェアは起動します。今は、テストでdnsmasqやsshdを自動起動させていますが問題なさそうです。とりあえずは、一定間隔でリブートさせることは出来そうです。

site24x7の障害検知サービスをどのように受けて、このシステムと切り離してトリガーしてリブートできるよう、何か良い方法はないかなと考えているところです。トリガーはいろいろあるので、その方法を模索中です。

著者にメッセージ

間違いのご指摘など、コメントじゃなくて、個人的にやりとりしたい場合はこちらからどうぞ。お返事が遅くなるときもありますが、ご了承を。

XIAOでMacのスクリーンショット専用USBキーを作るDIY

じゃんくはっく
じゃんくはっく

スクショの専用キーがほしい!

Macだと、シフト+コマンド+3とかの?

ぴー
ぴー
じゃんくはっく
じゃんくはっく

Mac標準だとそうだけど、Skitchっていうスクショツール使ってるからシフト+コマンド+5だね。

いろんな需要があると思うからカスタマイズできるといいね

ぴー
ぴー

今回のDIYは、ちょっと実用的なものを作ろうかと思います

最近、はまっている小さくて安いArduino互換機、XIAOを使ってカスタマイズできるキーボードを作ろうと思います! 冒頭でも少し触れましたが、MacのスクショアプリでSkitchっていうツール使っているんですが、このスクショのショート専用のキーボードを作ろうかと。ショートカットは、シフト+コマンド+5ですが、3つもボタンを押さないといけないので、1ボタンだと助かります。

その後、Skitchの編集メニューから「画像をコピー」でクリップボードに入れてWordPressのローカルアプリに貼り付けるのが、一連の動きです。このショートカットがシフト+コマンド+C です。

構想では、この2つのボタンが専用であるといいなと。キャンセルしたいときにESCキーがあると便利かもしれませんね。

使えるUSBライブラリは?

TinyUSB Mouse and Keyboard library

https://github.com/cyborg5/TinyUSB_Mouse_and_Keyboard/

このライブラリは、Chris Youngさんが統合したTinyUSBです。以下で紹介されています。

Mouse and Keyboard Control Using TinyUSB and BLE

examplesを試したのですが、記述がわかりやすいし使いやすそうだったのでこれでやってみることにします。他にも、Seeedの紹介ページにAdafruitのライブラリを使った例がありますが、examplesを見た限りでは使いにくそうでしたのでこちらはパスです。

Seeeduino XIAOをUSBデバイス(TinyUSB)として使う

ライブラリを入れる

マスターのZIPをArduinoIDEから入れて、例題をやってみます。

ZIP : TinyUSB_Mouse_and_Keyboard

URL

Arduino IDEからライブラリをいれるのは、以下からです。

ZIPのライブラリを入れると、以下のように同じところから見えていると思います。

提供されたライブラリは、Macだと以下に入るようです。直接ここに入れてもOKです。

/Users/USERNAME/Documents/Arduino/libraries/

ちなみに、ArduinoIDE組込(デフォルトの)は以下です。

/Applications/Arduino.app/Contents/Java/libraries/

XIAOのボード関連は以下にあります。

/Users/USERNAME/Library/Arduino15/packages/Seeeduino/

ライブラリとか、PGのディレクトリ以下に格納しておいたほうが後からわかりやすいかもしれません。数年後、また動かそうとすると環境変わっていたりしますからね。その場合は、includeをダブルクオートで囲って記載すればカレントディレクリ(現在のディレクトリのこと)を参照します。

#include "TinyUSB_Mouse_and_Keyboard.h"

サンプルを動かしてみる

Macユーザーで、Launchpad のショートカットをF5にしていれば動作します。

$ git clone https://github.com/take-i/XIAO-USB-example.git
$ cd XIAO-USB-example/xiao_usb1/
$ open xiao_usb1.ino 

XIAOに書き込んで、見てください。ブラウザが起動して JunkHackのページが見えていれば成功です。

サンプル例では、Launchpadが開き、コマンドFで検索、英字モードに切り替えてterminalをタイプしてターミナルを開きます。ターミナルからはURLをオープンしています。macの場合、コマンドの修飾キーは以下のようにKEY_LEFT_GUIが相当します。WindowsだとWINキーです。

  // New terminal windows
  Keyboard.press(KEY_LEFT_GUI);
  Keyboard.write('n');
  Keyboard.releaseAll();

Keyboard.pressは、押しっぱなし状態になるのでKeyboard.releaseAll()でリリースします。delayを入れないと、速すぎて期待する動作にならないので適当に調整します。

4ボタンの専用キーボードを作る!

さて、サンプルはうまく動いたので実際にボタンをつけて日常的に使える状態にします。こんなコードにしました。

https://github.com/take-i/XIAO-USB-example/tree/master/ss-key

Pin接続は、A7 , A8 , A9 , A10 とGNDの5つです。なお、このPGは同時にボタンを押した時の考慮はしていませんのでご注意を。クリティカルなボタンの場合は、何かキーが押されている場合は違うキーの処理に入らないようにする必要があります。

筐体に組み込む!

3Dプリンターとメカニカルスイッチで作るのが面倒だったので、適当なジャンク品のキーボードを漁ってきました。

15年くらい前の無線キーボードです。エンターキーが無くなっているのは、子供に剥がされたからです。それ以来、使っていませんでしたがここに来て約に立ちそうです。

このタイプのキーボードはノートPCと同じで、キーボードの下はフィルムのメンブレンスイッチになっています。これにジャンパー配線するのは厳しいので、端っこのパーツを使うことにしました。

こっちは基盤があって、なんとかなりそうです。キーボード筐体をグラインダーで切断し、左側部分を使うことにしました。こんな感じ。

配線はこんな感じ。XIAOは小さいので、ほんと助かります。

黒い線がGNDで、それ以外はボタンからのプリント基板の配線からジャンパー線を出して使っています。

こんな感じで、無線キーボードの上に置いてあります。

右側からESC、スクショ、スクショのコピー、https://www.canva.com/ を開く の4機能を持たせてあります。今もこの記事を書いているときにこのボタンを使っていますが、かなり便利ですね! canvaを割り当てているのは、ブログ記事のサムネイルをいつもここで作るからです。今回はこんな感じかな?

Macからはこんな感じで認識されています。

キーボードの修飾キーにも、出ていますね

MacのKeycodeを確認

※追記
MacだとどんなKeycodeがタイプされるのか確認しておきたかったので、macosで動作するキーロガーのソースを少し修正してDecで数字を出すように改修したものが以下にあります。

Mac OS X Keylogger

https://github.com/take-i/keylogger-macos

オリジナルは、アトランタのアプリ開発者、ケーシー・スカボローさんが作ったものです。簡単に使い方を記載しておきます。

$ sudo touch /var/log/keystroke.log
$ sudo chmod 644 /var/log/keystroke.log
$ git clone https://github.com/take-i/keylogger-macos.git && cd keylogger-macos/
$ make
$ sudo ./keylogger

ログは以下のパスに数字で出力されます。

$ tail -f /var/log/keystroke.log

たとえば、Macのキーボード配列の場合、F3キーはMission Controlのキーとなり、Keycodeは、160となります。F3の場合は99です。純正キーボードの場合は、以下のようにキーボード設定に「F1、F2などのキー標準のファンクションキーとして使用」のチェックボックスがでます。社外キーボードの場合、これはでないようです。

DIYキーボードをUSB接続したとき、macのキーボードだと認識させてMission Controlのコードとして認識させるようにする方法を模索したのですが、ちょっとよくわかりませんでした。また、いつか再チャレンジしたときに覚書として書いておきます。

まとめ

今回、なんとなくわかった・わからなかったのは以下となります。

・Seeed XIAOは簡単にキーボード・マウスのデバイスが作れる
・スイッチOn,OffタイプであればPinの数分、キーは作れる(最大、11Key)
・ライブラリは、TinyUSB Mouse and Keyboard libraryが使いやすかった
・KeycodeというのがUSBの仕様で決まっているようです(hut1_12v2.pdf
・こっちのUSB仕様書のほうが新しいかな?(hut1_21_0.pdf
・macの場合は、Mac OS X Keylogger を少し手直しすれば番号がわかる
・しかし、USBの仕様書とは違う値が帰る(例:F3は、macだと10進で160または99、USB仕様書では、60)
・PGの定義は、0xC4で10進だと196
ここによれば、0x88以上は、その値から0x88を引いた数(10進だと136)となるようです。つまり、196-136=60 なるほど!PGの定義からは謎がとけました
・しかし、macのkeycodeは違う値を出す。ここがよくわからない
・おそらく、macはkeycodeのマッピングテーブルを持っているのだろう
・または、キーボード種類によってF3はMission ControlになるようOSがマッピングしているのだろう
・keycodeとUSBデバイスのレイアウトの関係はまだ奥が深そうだ
・フィルムのメンブレンスイッチって自作できないかな?
・アルミテープとラミネートフィルムで作れないかな?

あとがき

作ってみて、実際に使ってみたらすごく具合がいいです。USBデバイスをこんなに簡単に作れるとは、驚きですね。いつか、本格的なキーボード作りもしてみたいです。40%キーボードとか小さくて可愛いので使ってみたいんですが、何から手をつけていいのかよくわかりません。あと、薄いMacのキーボードに手が馴染んでしまったのでという理由もあります。

まぁ次キーボード作る機会もあると思うので、その時は自作したいですね。

著者にメッセージ

間違いのご指摘など、コメントじゃなくて、個人的にやりとりしたい場合はこちらからどうぞ。お返事が遅くなるときもありますが、ご了承を。

2021/01 site24x7 でのSLA状況・統計データ

じゃんくはっく
じゃんくはっく

もう少しだったのにー!

また落ちたのね?

ぴー
ぴー
じゃんくはっく
じゃんくはっく

そうなのよー、1月2日にねー。

正月だから寝てたのね!

ぴー
ぴー

site24x7のスターターパックを2020の10月から始めています。監視サービスでSLAを99.95%目指していますが、果たしてスマホサーバで達成できるのでしょうか?

稼働率・SLA99.95%をスマホ自宅サーバで目指せ!まずは1ヶ月間

LINK

ちなみに、先月は99.368%で無理でした。かなり惜しかったんですよ!site24x7の監視サービスは強力です。これがなければ、もっとダウンタイムは長かったです。

2021・01のSLA

さて、今月の結果から!
ダウンタイムの合計19 時間 12 分あって、SLAは97.42%となり今月も目標の99.95%には届きませんでした。先月も書きましたが99.95%とは1ヶ月に21.6分以内のダウンタイムに留めないといけません。正月早々に、監視のお知らせはきていたのですが、寝ていて気がつかず! この1日がなければ達成していたんですよー。

原因は?

今月も設定ミスではなく、NGINXがBadGatewayを出して本格的に停止していました。

ちょっと回避が難しいので、運用でカバーしようと思っているんですがやっぱり寝てるときとか無理ですね。

まとめ

今回の教訓は以下となります。

・UmidigiF2に載せ替えようとおもっている。
・4月から仕事先が変わるんで、再起動が難しいかも。何か作戦を練らねば。
・バッテリー無くして電源管理と連動する仕組みとか考えないと。

あとがき

現在リモート勤務なので、まぁ気がつけばすぐに再起動かけられますがこの先仕事のライフワークが変わる可能性が大なので、再起動がむずかしくなりそうです。バッテリーを外して、電源をリモートからコントロールするとかちょっと工夫しないといけないですね。

著者にメッセージ

間違いのご指摘など、コメントじゃなくて、個人的にやりとりしたい場合はこちらからどうぞ。お返事が遅くなるときもありますが、ご了承を。

2020/11と12 site24x7 でのSLA状況・統計データ

じゃんくはっく
じゃんくはっく

だいぶ遅れましたがSLAデータ報告です!

99.95%は達成できた?

ぴー
ぴー
じゃんくはっく
じゃんくはっく

・・・

また来月がんばりましょう!

ぴー
ぴー

site24x7のスターターパックを2020の10月から始めています。監視サービスでSLAを99.95%目指していますが、果たしてスマホサーバで達成できるのでしょうか?

稼働率・SLA99.95%をスマホ自宅サーバで目指せ!まずは1ヶ月間

LINK

先月は、99.567%で無理でした。

2020・11のSLA

まずは結果から。ダウンタイムの合計17 時間 30 分あって、SLAは97.565%となり今月も目標の99.95%には届きませんでした。先月も書きましたが99.95%とは1ヶ月に21.6分以内のダウンタイムに留めないといけません。

原因は?

今月のは設定ミスではなく、NGINXがBadGatewayを出して本格的に停止していました。今の所、root化したtermuxでNGINXを動かすとこの現象が発生しています。

ちょっと回避が難しいので、運用でカバーしようと思っていましたが夜間にダウンするともう無理ゲーです。

まとめ

今回の教訓は以下となります。

・サーバが1つだとやっぱりきびしい。多重化が必要だがそこまでコストをかけたくない。
・root化したNginxだとBadGatewayが出てしまう。なんとか対策しなくとだが根本原因がまだ不明
・運用でカバーしようと思ったが、夜間にダウンするともう無理です。

あとがき

目標がクリアできなかったので、記事を更新するのも面倒になっていますが記録だけでも採っていこうかと。ちなみに、12月も無理でしたので、この記事にはりつえておきます。99.368%という結果。

かなり惜しかったんすが、今回もNGINXがBadGatewayを出してしまいました。17日の少し止まった部分はSSLの更新に伴うWEB再起動ですのでこれはまぁ許容。19日のがなければクリアしていました。NGINXがBadGatewayを出す根本原因を探らないとなのですが、腰が重いです。

著者にメッセージ

間違いのご指摘など、コメントじゃなくて、個人的にやりとりしたい場合はこちらからどうぞ。お返事が遅くなるときもありますが、ご了承を。

内部DNSをTermuxのDNSMASQで動かす!

じゃんくはっく
じゃんくはっく

内部ネットワークから参照するDNSを作ったよ!

それって、どんなDNSなの?

ぴー
ぴー
じゃんくはっく
じゃんくはっく

例えば、example.jpだと192.168.1.1にアクセスできるようにするとかできるよ

UターンNAT対策?

ぴー
ぴー

そうなんですよねー。UターンNAT対策で内部DNSが欲しかったんです。

内部DNSを低消費電力サーバのスマホtermuxで動かしたいなと思って、いろいろ格闘していました。先日はOpenWrtというルータ上で動かしていましたが、今回は、root化したスマホ上のtermuxで動かしてみました。53ポートで動かすのでroot化が必要ですが、termuxのrootパッケージの1つ、dnsmasqを使って内部DNSを作ろうと思います。

dnsmasqとは?

公式:Dnsmasq

http://www.thekelleys.org.uk/dnsmasq/doc.html

比較的、軽量でDHCP、BOOTPやPXEにも対応しているDNSサーバでOpenWrtにも使われていたります。自ドメイン以外は指定のDNSに転送して応答してくれます。内部ネットワーク向けの簡易なDNSとしては十分な機能をもっていますね。

今回は、IPv4で自ドメインの応答とそれ以外は8.8.8.8のDNSにフォワードして応答してもらうだけのシンプル設定です。DHCPなどそれ以外の機能はつかいません。

Termuxのdnsmasqは?

ポート53で動かすので、root化したスマホにtermuxを動かしている必要があります。1024番ポート以下はrootじゃないとバインドできません。パッチ内容は以下から参照できます。

termux-root-packages:dnsmasq

URL

やってみましょうか!

ステップ1 インストール

インストール自体は簡単です。root-repoパッケージを入れてから、dnsmasqを入れるだけです。

$ pkg install root-repo -y
$ pkg install dnsmasq -y

本体とmanなどが入ります。サイズは264Kと小さいですね。

$ ll /data/data/com.termux/files/usr/bin/dnsmasq
-rwx------ 1 u0_a143 u0_a143 264K Aug 17 02:40 /data/data/com.termux/files/usr/bin/dnsmasq*

ステップ2 設定

Termuxのdnsmasqだと、設定ファイルはデフォルトで無いので作ります。

$ cd $PREFIX/etc
$ vi dnsmasq.conf 

内容は以下です。ほどよく読み替えてください。

ホスト設定:$PREFIX/etc/hosts-dnsmasq
ログ:$PREFIX/var/log/dnsmasq.log
このホストIP:192.168.1.38
Termuxユーザ:u0_a143
ドメイン:gpl.jp
フォワードするDNS:8.8.8.8

listen-address=127.0.0.1,192.168.1.38
port=53
bind-interfaces
user=u0_a143
group=u0_a143
no-poll
# プライベートIPアドレスの逆引きを上位DNSサーバに転送しない
bogus-priv
# ドメインの無いホスト名のみ問い合わせの場合、上位DNSサーバに転送しない
domain-needed
# ローカルエリア内のドメインを指定
local=/gpl.jp/
# ホスト名で問合せされた時、下記のdomain=で指定されたドメイン名を補完
expand-hosts
# 補完するドメイン名
domain=gpl.jp

# LocalDNS
addn-hosts=/data/data/com.termux/files/usr/etc/hosts-dnsmasq
server=/gpl.jp/192.168.1.38
server=/1.168.192.in-addr.arpa/192.168.1.38
log-queries
log-facility=/data/data/com.termux/files/usr/var/log/dnsmasq.log

server=/localnet/192.168.1.38 # change ip for your ip-server
server=8.8.8.8
no-resolv 

ホスト設定:$PREFIX/etc/hosts-dnsmasq は以下となります。

192.168.1.38    f2
192.168.1.47    p3
192.168.1.47    hack
192.168.1.47    junkhack

resolvファイルは自サーバを参照するよう以下にしておきます。

$ cat resolv.conf 
#nameserver 8.8.8.8
nameserver 192.168.1.38

ステップ3 起動

53ポートでバインドさせるので、rootで起動します。

$sudo dnsmasq -C $PREFIX/etc/dnsmasq.conf

ステップ4 確認

確認です。明示的に dig @hostip domain と@でdnsを指定するとより良いです。

$ dig f2 +short
192.168.1.38

$ dig -x 192.168.1.38 +short
f2.gpl.jp.

$ dig hack.gpl.jp +short
192.168.1.47

$ dig yahoo.co.jp +short
182.22.59.229
183.79.135.206

ホスト名のみでも大丈夫ですね。FQDN自ドメインも引けますし、逆引きもできます。管理外はフォワードして応答してきました。

例えばまったく違うドメインを指定

$ cat hosts-dnsmasq
192.168.1.38    f2
192.168.1.47    p3
192.168.1.47    hack
192.168.1.47    junkhack
192.168.1.111   test.example.jp

このように、違うドメイン名をFQDNで記載したら参照できるのでしょうか?

設定変更・再起動

$ sudo killall dnsmasq
$ sudo dnsmasq -C $PREFIX/etc/dnsmasq.conf

参照できるか引いてみます。

$ dig test.example.jp +short
192.168.1.111

$ dig -x 192.168.1.111 +short
test.example.jp.

参照できますね。これって設定ファイルのserver行でドメイン指定しなくてもいいんですかね? 設定項目はもっとシンプルにできるのかもしれませんが、追求するのはヤメにしておきます。

まとめ

同じ設定を、UmidigiF2では動きましたが、Pixel3ではフォワーダーが動かなかったです。

・UmidigiF2では動作し、Pixel3ではフォワーダーが動かない原因は不明
・機会があれば、BOOTPやPXEも試してみたい
・FQDNで記載すれば違うドメイン名でもOK
・MXやテキストレコードなどはどうやって指定するのだろう?

あとがき

今の所不具合はなさそうです。もう1週間ほど動かして問題なさそうであれば今のWordPressサーバを統合しようかなと思います。メインPCからもこのDNSを参照していますが速度的にも特に問題はない感じです。

著者にメッセージ

間違いのご指摘など、コメントじゃなくて、個人的にやりとりしたい場合はこちらからどうぞ。お返事が遅くなるときもありますが、ご了承を。

2020/10 site24x7 でのSLA状況など統計データ

じゃんくはっく
じゃんくはっく

引っ越ししてからのSLAデータ報告です!

site24x7のレポート?

ぴー
ぴー
じゃんくはっく
じゃんくはっく

そうそう。有料会員になったんでとりあえず使っています!

99.95% って難しそうだね!

ぴー
ぴー

site24x7のスターターパックというのを10月から始めてみました。いわゆる監視サービスなんですが10ドルで契約できるので、ちょっと使い始めています。

稼働率・SLA99.95%をスマホ自宅サーバで目指せ!まずは1ヶ月間

LINK

とりあえず、SLAレポートが出せるのでこれを月末に出していこうかなと思います。

2020・10のSLA

まずは結果から。ダウンタイムの合計3 時間 5 分あって、SLAは99.567%となり目標の99.95%には届きませんでした。99.95%とは1ヶ月に21.6分以内のダウンタイムに留めないといけません。しかし、3時間も止めてしましました。

原因は?

5日の停止はDNSの設定ミスです。27日と28日は内部ネットワークを少し変更してその影響で少し止まってしまいました。30日は、NGINXがBadGatewayを出して本格的に停止していました。今の所、root化したtermuxでNGINXを動かすとこの現象が発生しています。これはなんとかしないとだめですね。設定関連での停止は、今後以下のように対策しようと思います。

・設定変更後、5分は監視レポートが飛んでくるか確認する。

なかなか設定ミスの間違いには気がつきにくいです。とりあえず何か変更したら、5分は監視サービスの動きを見ることで対応しようと思います。

まとめ

今回の教訓は以下となります。

・引っ越し当初なんで設定することがたくさんあった
・設定変更後は、監視サービスの動きを5分は見て見ることにする
・サーバ1つだとやっぱりきびしい。多重化が必要。
・root化したNginxだとBadGatewayが出てしまう。なんとか対策しなくとだが根本原因がまだ不明

あとがき

UmidigiF2をroot化したので、とりあえずこっちに戻して様子を見ようと思いますが、めんどくさいのでちょっと作業は中断。スマホサーバを安定して動かすのは難しいです。

著者にメッセージ

間違いのご指摘など、コメントじゃなくて、個人的にやりとりしたい場合はこちらからどうぞ。お返事が遅くなるときもありますが、ご了承を。